考え方のフロー(伐採・除根)

植物は光合成 (植物の成長に必要な要素-代謝や光合成について-) により糖を生産し、これを活動元としている。したがって光の少ないところでは、活動消費が生産の消費を上回るため、やがて枯死に至るヤナギ類は明発芽性で明るい環境下で生育するため、とくに暗い箇所での発芽や成長が難しい部類の植物である。

これらを踏まえて、ある一定程度まで光を遮ることができれば、ヤナギ類の種の発芽や成長が抑えられる。以下に紹介するように手法ごとに、遮光効果が異なるので現場の状況に応じて工法を選択することが望まれる。

萌芽は、潜伏芽(あるいは組織を分化することで生じた不定芽)から生じるため、光の届く範囲を遮断することが重要である。

以下では、ヤナギ類へ光環境を制御が期待できる主な工法について紹介する。

覆土およびシートによる遮光効果

草地化(高茎草本)による遮光効果と適用条件

間引きによる遮光効果と適用条件


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